仕事中に適度な水分を補給することは、看護師にとっても大切です。新人の看護師の場合、喉が渇いていても先輩や同僚に遠慮をしてなかなか水分補給ができないこともあるでしょう。このような場合は、なぜ水分補給が大切なのかを考えて、自分で工夫をする必要があります。水分補給が必要なのは、体調を崩す恐れがあるからです。体内の水分量が極端に減ってしまうと、吐き気や頭痛、めまいなどが現われてくる可能性があります。また、集中力が保てなくなったり、注意力が低下したりするのも、水分不足の人に多い症状です。
人の命を預かる看護師にとって、仕事中の集中力や注意力は不可欠です。プロとしてしっかりと仕事をこなすうえでも、水分補給を軽く考えてしまうのは得策ではありません。看護師のなかには、トイレに行く回数を減らすために水分補給を控える人もいます。こういったスタイルで仕事をしている人は特に、水分不足に注意が必要です。新人のうちは、先輩やチームリーダーなどが部下の水分補給やトイレを気遣ってくれることが多いです。先輩やチームリーダーから勧められたときには、遠慮をせずに水分補給やトイレを済ませましょう。
手にとりやすい場所にペットボトルやマイボトルを常備しておくことも、水分補給をしやすくするためのコツです。休憩室やナースステーション、ロッカールームなどですぐに水分補給ができるように工夫をすれば、忙しいなかでも健康を維持できる可能性があります。
また、手軽に持ち運べるタイプのものも便利です。場所もとらず持ち運びが苦にならない200ml以下のスリムボトルも増え始めています。その他に、フタ付きのマグカップや保冷保温効果のあるタンブラーを使用すると、こまめに水分を摂取することが可能です。
このように、個々のワークスタイルに合わせて、便利で手軽に水分補給ができる方法を探してみるとよいでしょう。